ジャズ ヴィブラフォン奏者
山本玲子Reiko Yamamoto

埼玉県出身。4歳よりピアノを、
12歳より吹奏楽部入部をきっかけに打楽器を始める。
埼玉県立大宮光陵高校音楽科打楽器専攻卒業後、東京音楽大学器楽科打楽器専攻入学。

もともとはクラシックの打楽器を学んでいたが大学在学中より、vibraphoneに興味を持ち始め、
2002年、米国ボストンのバークリー音楽大学で開催されたKeyboard Mallet Festivalに参加し、バークリーへの留学を決心。
2003年2月にWorld Scholarship Auditionを受け、奨学金を獲得。留学に向けJazz理論を本格的に学び始める。

大学卒業後は、Jazzを学びつつもクラシックの打楽器奏者として打楽器アンサンブル等の演奏活動や、
TV番組のレコーディング、NHK教育テレビの“クインテット”には、楽器指導として番組開始当初より留学するまで携わる。

2005年に渡米。バークリー在学中は、学内外でリサイタルやコンサート、レコーディングに参加。
また、2007年1月にニューヨークで開かれたIAJEでは、タイガー大越氏率いるアンサンブルのメンバーとして、
氏のクリニックで演奏、好評を得る。

2006年春、Most Active Mallet Player賞を受賞、受賞記念コンサートで演奏。
2007年春、Professional Achievement Awardを受賞。
同年5月、バークリー音楽大学Professional Music専攻を首席で卒業。

打楽器・マリンバを、有賀誠門、藤本隆文、鷹羽香緒里、岡田眞理子、vibraphoneをDave Samuels、Ed Saindon、Victor Mendoza、Jazz理論や作曲・演奏を、阿部篤志、Scott C. Free、Hal Crook、タイガー大越ら各氏より学ぶ。

2008年からは東京を中心にジャズヴァイビストとしてライブ等の音楽活動を始め、2010年3月には船山美也子(p)とのバンド「nadicica」でミニアルバム『a wish』をリリースした他、『山口いづみボサノバを歌う』等のCDアルバムのレコーディングへ参加。

2013年1月には、1stアルバム『山本玲子Tempus Fugit』を寺島◎レコードよりリリース。
2013年8月には、ピアニスト栗林すみれとのデュオユニット”すみれいこ”で 『Blue Bird』を全国リリース。

2014年1月ブルーノート東京で開催された、老舗ジャズレーベル『ブルーノート』の 創立75周年記念アニバーサリーライブに出演し、ロン・カーター氏 (bs)と共演する。 同年3月発売の寺井尚子(vln)のCDアルバム『Very Cool』にはゲストミュージシャンとして参加。BSフジ『堺でございます』にレギュラーバンドのメンバーとして出演。

2018年、自身のオリジナル楽曲を演奏するバンド”Reiko Yamamoto The Square Pyramid”を結成。結成直後から話題となり、12月にはバンド初のツアーを敢行、2019年にはCDアルバムリリース予定。

透明感のある純粋なvibの音色は、ファンだけでなくミュージシャンなどからの評価も高く、また作曲家としても様々なジャンルを書きこなし、美しい旋律を紡ぎ出すセンスは支持を得ている。